有限会社ムカサ興産

公表日: 2016/01/22

建設業法第28条第1項（第3号該当）

有限会社ムカサ興産は、宗教法人が発注した造成工事において下請として工事に従事したが、平成26年12月23日、法面工事において、建設機械が転落して2人が死傷する事故を発生させた。
この件について、あらかじめ移動式クレーンによる作業の方法等を定めなければならないのに、これを定めずに作業を行ったこと及び法定の除外事由がないのにドラグ・ショベルを主たる用途以外の用途に使用したことにより、機械等による危険を防止するために必要な措置を講じなかったとして、平成27年10月30日、三島簡易裁判所から労働安全衛生法違反により、同社が罰金30万円、同社従業員2人がそれぞれ罰金20万円とする略式命令を受け、その刑が確定している。
このことが、建設業法第28条第1項第3号に該当すると認められる。

• 2016-01-22

  指示処分

  建設業法第28条第1項の規定に基づく指示
  1 事故及び違反行為の再発を防止するため、少なくとも、以下の事項について必要な措置を講ずること。
  （1） 今回の事故、違反行為の内容及びこれに対する処分内容等について、役職員に速やかに周知徹底すること。
  （2） 営業所内及び施工現場における安全管理体制の整備・強化を図ること。
  （3） 労働安全衛生法その他の建設工事の安全確保に関する関係法令を遵守すること。
  （4） 職員に対する建設工事の安全施工に関する教育・指導の計画を作成し、継続的に行うこと。
  2 前項各号について講じた措置（前項に係る措置以外に講じた措置がある場合には、これを含む。）を速やかに文書により報告すること。

この違反情報は公表から1年以上経っており、すでに是正されているものと思われます。詳細は関係省庁や有限会社ムカサ興産に直接お問い合わせください。