服部ガラス株式会社

公表日: 2020/07/09

建設業法第28条第1項（第3号該当）

令和元年6月29日、名古屋市中村区内のビル改修工事におけるガラスサッシ交換工事現場において、安全責任者が、労働者に、地上から約3メートルの高さにある外部足場で清掃作業等を行わせるに当たり、墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならなかったのに、その措置を講じず、また、転落事故の発生を未然に防止すべき業務上の注意義務があるのにこれを怠り、要求性能墜落制止用器具を適正に使用しない状態で同作業を行わせたことにより、労働者を地上に転落させ、傷害を負わせた。
これらのことにより、名古屋簡易裁判所から、法人が労働安全衛生法違反により罰金30万円、また安全責任者が労働安全衛生法違反及び業務上過失傷害罪により罰金30万円の略式命令を受け、その刑が確定した。
これは、建設業法第28条第1項第3号に該当する。

• 2020-07-09

  指示処分

  建設業法第28条第1項に基づく指示処分の内容。
  
  1 今回の事件の再発を防ぐため、以下の事項について必要な措置を講ずること。
  （1） 今回の事件の内容及びこれに対する処分内容等について、役職員に速やかに周知徹底すること。
  （2） 社内、施工現場及び下請業者の労働環境における安全管理体制のより一層の整備・強化を図ること。
  （3） 建設工事の安全確保に関する関係法令を引き続き遵守すること。
  （4） 職員に対する建設工事の安全施工に関する教育・指導の計画を作成し、継続的に実行すること。
  
  2 前項各号について講じた措置（前項に係る措置以外に講じた措置がある場合にはこれを含む。）を速やかに文書でもって報告すること。

この違反情報は公表から1年以上経っており、すでに是正されているものと思われます。詳細は関係省庁や服部ガラス株式会社に直接お問い合わせください。