有限会社佐七建設

公表日: 2014/03/26

建設業法第28条第1項（第3号該当）

平成24年11月30日,仙台市宮城野区東仙台五丁目の個人住宅新築工事現場において,労働者が地面から3.29mの高さに位置するはりの上から墜落し,2日後に死亡した。有限会社佐七建設は,同所からの墜落により労働者に危険を及ぼすおそれがあったにもかかわらず,同所は,基礎及び柱やはりの組合せが複雑であり,足場を組み立てる等の方法により作業床を設けることが困難であったことから,防網を張り,安全帯を使用させる等の措置を講じなければならないのに,当該措置を講じなかった。
これにより労働安全衛生法（昭和47年法律第57号）第21条第2項及び労働安全衛生規則（昭和47年労働省令第32号）第518条第2項に違反するとし,仙台簡易裁判所から法人及び従業員に対し,罰金の略式命令があり,平成25年12月17日に刑が確定した。これは,法第28条第1項第3号に該当する。

• 2014-03-26

  指示処分

  （1） 今回の事件の再発を防ぐため,少なくとも,次の事項について必要な措置を講じること。
  イ 今回の違反行為の内容及びこれに対する処分内容等について,役職員に速やかに周知徹底すること。
  ロ 施工現場等における安全管理体制の調査点検を行うとともに,安全管理体制の整備・強化を行うこと。
  ハ 法及び関係法令の遵守を社内に徹底するため,研修及び教育（以下「研修等」という。）の計画を作成し,役職員に対し継続的に必要な研修等を実施すること。
  （2） 前号イからハまでについて講じた措置（ほかに講じた措置がある場合にはこれを含む。）を平成26年4月7日までに文書により報告すること。

この違反情報は公表から1年以上経っており、すでに是正されているものと思われます。詳細は関係省庁や有限会社佐七建設に直接お問い合わせください。