常陸海事建設株式会社

公表日: 2016/02/29

建設業法第28条第1項（第3号該当）

平成27年5月19日に、常陸海事建設株式会社所属の従業員が右脛骨骨折し休業4日以上を要する災害が発生したが、同社代表取締役は元請の実質的代表者で会長を標榜する者と災害の隠ぺいを図り、平成27年7月3日まで平塚労働基準監督署に「労働者死傷病報告」を提出しなかった。このことが、労働安全衛生法第100第1項及び労働安全衛生規則第97条第1項に違反し、常陸海事建設株式会社及び同社代表取締役が罰金刑に処せられた。
常陸海事建設株式会社及び同社代表取締役が労働安全衛生法により罰金刑となったことが建設業法（昭和24年5月24日法律第100号）第28条第1項第3号の他法令違反に該当する。

• 2016-02-29

  指示処分

  1 今回の違反行為の再発を防ぐことはもとより、今後の法令遵守体制を確立するため、少なくとも、以下の事項について必要な措置を講じること。
  （1）今回の事件の内容及びこれに対する処分内容等について、役職員に速やかに周知徹底すること。
  （2）社内及び施工現場における安全管理体制のより一層の整備・強化を図ること。
  （3）建設工事の安全確保に関する関係法令を遵守すること。
  （4）職員に対する建設工事の安全施工に関する教育・指導の計画を作成し、継続的に実行すること。
  2 前項各号について講じた措置（貴社において前項に係る措置以外に講じた措置がある場合にはこれを含む。）を平成28年3月14日までに文書をもって報告すること。

この違反情報は公表から1年以上経っており、すでに是正されているものと思われます。詳細は関係省庁や常陸海事建設株式会社に直接お問い合わせください。