株式会社佐久間架設

公表日: 2016/02/29

建設業法第28条第1項（第3号該当）

株式会社佐久間架設の労働者（以下「当該労働者」という。）は、平成26年2月10日、神奈川県小田原市内の外壁改修工事現場において、同現場内に搬入された外部足場架設用の仮設材の荷下ろし作業の手伝いを行っていた際、単管パイプ束が崩れ落ち、当該労働者の足が下敷きとなり、右足関節脱臼骨折、右脛骨顆骨折、及び右腓骨骨幹部骨折を受傷した。
株式会社佐久間架設は当該労働者が4日以上休業することになったのであるから、小田原労働基準監督署に対し遅滞なく労働者死傷病報告書を提出しなければならないのにもかかわらず、報告を行わなかった。このことが労働安全衛生法第100条1項及び労働安全規則第97条第1項に違反し、貴社及び貴社代表取締役は小田原簡易裁判所において罰金刑に処せられた。
貴社及び貴社代表取締役が労働安全衛生法により罰金刑となったことが建設業法（昭和24年5月24日法律第100号）第28条第1項第3号の他法令違反に該当する。

• 2016-02-29

  指示処分

  1 今回の違反行為の再発を防ぐことはもとより、今後の法令遵守体制を確立するため、少なくとも、以下の事項について必要な措置を講じること。
  （1）今回の事件の内容及びこれに対する処分内容等について、役職員に速やかに周知徹底すること。
  （2）社内及び施工現場における安全管理体制のより一層の整備・強化を図ること。
  （3）建設工事の安全確保に関する関係法令を遵守すること。
  （4）職員に対する建設工事の安全施工に関する教育・指導の計画を作成し、継続的に実行すること。
  2 前項各号について講じた措置（貴社において前項に係る措置以外に講じた措置がある場合にはこれを含む。）を平成28年3月14日までに文書をもって報告すること。

この違反情報は公表から1年以上経っており、すでに是正されているものと思われます。詳細は関係省庁や株式会社佐久間架設に直接お問い合わせください。