有限会社吉原工務店

公表日: 2014/07/09

建設業法第28条第1項（第3号該当）

平成24年7月18日、長沢浄水場から川崎市多摩区枡形5丁目地内間ずい道充てん及び制水弁室並びに流量計築造工事のうち長沢浄水場内の流量計室築造工事現場（神奈川県川崎市多摩区三田5-1の東京都水道局長沢浄水場地内）において、所属労働者に、深さ13メートルの立杭内で親杭にアングルの溶接作業を行わせるにあたり、自然換気が不十分なところであったのに、内燃機関を有するガソリンエンジン式溶接機を使用させ、もって排気ガスによる健康障害を防止するため、必要な措置を講じなかったものである。そのため、作業をしていた有限会社吉原工務店所属労働者3名（うち1名は職長甲）が一酸化炭素中毒症で2日間休業した災害が発生したもの。
これが、労働安全衛生法（昭和47年6月8日法律第57号）第22条第1号及び労働安全衛生規則（昭和47年9月30日労働省令第32号）第578条に違反し、有限会社吉原工務店及び同社職長、甲が罰金刑に処せられた。
このことが、建設業法（昭和24年法律第100号）第28条第1項第3号に該当する。

• 2014-07-09

  指示処分

  1 今回の事件の再発を防ぐため、少なくとも、以下の事項について必要な措置を講じること。
  （1）今回の事件の内容及びこれに対する処分内容等について、役職員に速やかに周知徹底するこ
  と。
  （2）社内及び施工現場における安全管理体制のより一層の整備･強化を図ること。
  （3）建設工事の安全確保に関する関係法令を遵守すること。
  （4）職員に対する建設工事の安全施工に関する教育･指導の計画を作成し、継続的に実行すること。
  2 前項各号について講じた措置（貴社において前項に係る措置以外に講じた措置がある場合にはこれを含む。）を速やかに文書をもって報告すること。

この違反情報は公表から1年以上経っており、すでに是正されているものと思われます。詳細は関係省庁や有限会社吉原工務店に直接お問い合わせください。