渕上建設工業株式会社

公表日: 2016/09/05

建設業法第28条第1項（第3号該当）

渕上建設工業株式会社は,平成25年2月17日,県発注の「平成24年度通常砂防工事（手々その1 1工区）」の現場において,同社の労働者として同工事現場作業に従事していた作業員が堰堤上に立てかけた脚立上から墜落し,加療約1ヶ月半（入院19日を含む。）を要する胸部外傷,多発性肋骨骨折,左血胸及び左肩甲骨骨折の負傷をし,4日以上休業することになったのであるから,所轄の名瀬労働基準監督署長に対し,遅滞なく,労働者死傷病報告をしなければならないのに,これをせず,もって法令の定める報告をしなかった。
このことで,同社及び取締役兼総務部長は労働安全衛生法違反で徳之島簡易裁判所からそれぞれ罰金20万円の判決を受け,その刑が確定した。
このことは,建設業法第28条第1項第3号に該当する。

• 2016-09-05

  指示処分

  1 今回の違反行為の再発を防ぐために,以下の事項について必要な措置を講じること。
  ア 今回の違反行為の内容及びこれに対する処分内容について,役職員に速やかに周知徹底すること。
  イ 建設業法,労働安全衛生法,その他関係法令の遵守を社内に徹底するため,研修及び教育に係る計画を作成し,役職員に対し継続的に必要な研修及び教育を行うこと。
  ウ 社内の業務運営方法の調査及び点検を行うとともに,業務管理体制の整備及び強化を行うこと。
  2 前項各号について講じた措置（同社において前項に係る措置以外に講じた措置がある場合はこれを含む。） を速やかに文書をもって報告すること。

この違反情報は公表から1年以上経っており、すでに是正されているものと思われます。詳細は関係省庁や渕上建設工業株式会社に直接お問い合わせください。