株式会社大本組

公表日: 2014/11/10

建設業法第28条第1項（第3号該当）

同社は、岡山市北区下石井一丁目18番1のイオンモール岡山建築工事において、地下二階躯体工事の工区主任者であった従業員が、支柱の高さが3.5メートル以上である型枠支保工の主要構造物部分である支柱を変更使用するにあたり、その変更届を当該工事の開始の日である平成25年11月23日の30日前までに岡山労働基準監督署に届けなかった。
同工事現場において、型枠支保工の主要構成部分である支柱を変更した結果、地下1階の床のコンクリートの打設中に型枠が崩壊し、下請の労働者5名が約5メートル下の地下2階に転落し、1名は右下腿挫創を負い、他の4名は打撲傷を負う重大事故が発生した。
労働安全衛生法に基づく計画の変更届を提出しなかったことは、労働安全衛生法に違反するとして、平成26年5月29日岡山簡易裁判所から、同社および同社従業員に対して、罰金各20万円の略式命令を受け、その刑が確定している。

• 2014-11-10

  指示処分

  1.今回の違反行為の再発を防ぐため、少なくとも、以下の事項について必要な措置を講じること。
  （1） 今回の違反行為の内容及びこれに対する処分内容について、役職員に速やかに周知徹底すること。
  （2） 建設業法及び関係法令の遵守を社内に徹底するため、研修及び教育（以下、「研修等」という。）の計画を作成し、役職員に対し継続的に必要な研修等を行うこと。
  （3） 社内及び施工現場における安全管理体制の調査点検を行うとともに、安全管理体制の整備・強化を行うこと。
  
  2.前号各号について講じた措置（貴社において前項に係る措置以外に講じた措置がある場合にはこれを含む。）を速やかに文書をもって報告すること。

この違反情報は公表から1年以上経っており、すでに是正されているものと思われます。詳細は関係省庁や株式会社大本組に直接お問い合わせください。